検証と実証から成り立つホメオパシー

ホメオパシーのレメディの効用は、人に対して行われる検証、および、臨床現場での実証から成り立っています。

ホメオパシーの原則「Like cures like 似た物が似た物を癒す」という法則を見つけたハーネマンは、その完璧主義な性格から、自らはもちろん、家族や友人、そして多くの健康な人々の協力を得て、徹底した検証を行いました。自然界から作られた薬を健康な人に飲ませ、その人たちにどういった症状が現れるのか、つぶさに観察し、記録していったのです。この人に対して行われる検証をプルービングと呼びます。そして、彼はホメオパシー医師として、自ら見つけた法則に従い診療を開始しました。実際、患者さんの症状に似た症状を起こさせるホメオパシーの薬(レメディ)で治療を行い、臨床の現場で得られた結果も記録していきました。

ホメオパシーは、ハーネマンの死後も、ハーネマンの確率した法則に従い、200年もの間、あらゆる植物・鉱物・動物から作られたレメディのプルービングと、実際に診療現場で得られた臨床結果を積み重ねてきました。そうやってまとめられたのがホメオパシーの医学書であるマテリアメディカです。

現在もレメディの数は増え続けており、その数は6,000以上あると言われています。ホメオパシーは、このように、200年以上に渡るプルービングと臨床から得られた確かなデータの積み重ねにより成り立っています。